11月4週目の日曜日は、収穫感謝礼拝として捧げます!
礼拝後にはバザーも行います^^
「収穫感謝祭の由来」
日本では今月の祝日は11月3日の文化の日と23日の勤労感謝の日ですが、アメリカでは11月の第4週の木曜日にThanksgiving Dayという祝日があります。
今年は、来週の28日(木)がその日に当たりますが、Thanksgiving Dayになると、学校だけではなく会社やお店もお休みになって、多くの人が家族で一緒に過ごすのが一般的です。
実は、この祝日には、アメリカという国が始まるに至る大きな歴史が隠されています。1620年9月16日、イギリスの清教徒(ピューリタン)と呼ばれるクリスチャンたちが、信仰の自由を求めて、メイフラワー号という船に乗り、イギリスを出発しました。
大西洋を4400km移動して、66日間の船路の末に辿り着いたのが、アメリカ大陸でした。
その旅の途中、乗員102名のうち、2人が亡くなってしまいました。
しかし、彼らへの本当の試練は、アメリカに着いてからでした。
右も左もわからない、全く新しい場所で、冬を越さなければなりませんでした。
アメリカで迎えた最初の冬は厳しく、持ち込んだ苗や種も土地に合いませんでした。
収穫物はほとんど得られず、多くの人々は飢えに苦しみ、衰弱していきました。
それで、アメリカに上陸できた100人のうち、半分もの人々が、冬の厳しさの中で、亡くなってしまったのです。
しかし、もうダメかと思われたその時、彼らに救いの手が差し伸べられました。
それが原住民である、ワンパノアグ族と言われるインディアンとの出会いでした。
インディアンから農作業の方法を教えてもらい、トウモロコシやカボチャ、小麦などを育てました。
すると、アメリカに上陸した次の年の秋には、予想を超える大豊作となりました。
それで、彼らは教会や家庭で、収穫感謝の礼拝を捧げました。
苦しかった生活を振り返りつつ、「小さな種から芽を育て、太陽を輝かし、雨を降らせ、成長させて豊かな実りを与えくださった神様に感謝します」と、心からお祈りを捧げました。そして、友達になった先住民たちを招いて、小麦とトウモロコシでパンとケーキを作り、七面鳥を焼いて一緒に喜びの宴会を開きました。
これが、Thanksgiving Dayの由来であり、アメリカ合衆国のスタートとなりました。
アメリカの伝統的な行事として定着したThanksgiving Dayは、その後、1863年に当時の大統領であるリンカーンによって、正式な祝日に定められました。
これが世界中に伝えられていき、今では世界各国の教会で、収穫感謝に関するさまざまなイベントが行われています。
そこには、初めの頃の貧しい心を忘れないように、日々恵みを与えてくださる神様に感謝を忘れないようにとの思いが込められているのです。