本当に幸せな夫婦は、裸でも決して恥ずかしくない関係がもたらします。
この関係を取り戻すためには、聖書が伝えているイエスキリストによる救いが不可欠です。
このような聖書的な結婚観を提唱する理由は、既婚者未婚者問わず、そもそも結婚そのものについてよく知らないという深刻な現状があるからです。
結婚や夫婦に関する最大の問題は、結婚の起源が神様にあることを理解していないことです。
コミュニケーション能力の向上やモテ男対策がどうでもいいとは言いませんが、結婚の本質を知らずして、夫婦であることを望むことは本末転倒でしょう。
今、結婚に何が起こっているのでしょうか?
ということで、今回は現代の結婚の現状について見ていきたいと思います。
現代の結婚の現状には、大きく以下の2つの特徴があります。
①未婚率の上昇
②晩婚化の進展
まずは「未婚率の上昇」を示すデータを2つ見てみたいと思います。
【婚姻数と婚姻率】
婚姻数 婚姻率
1975年 約94万件/約8.5件
2018年 約59万件/約4.7件
※婚姻率:人口千人に対する婚姻件数
(出典:厚労省「人口動態統計」)
【生涯未婚率】
1975年 男 2.1% 女 4.3%
2015年 男 23.4% 女 14.1%
(出典:総務省「国勢調査」)
ここ40年間の婚姻数と婚姻率を見ると、半分近くまで減少していることがわかります。
また、50歳の時点で未婚である人の数は、2015年までの40年で、男性は10倍以上、女性は3倍以上に増加しています。
もちろん50歳を過ぎてから結婚する方もいるとは思いますが、男性の4~5人に1人は生涯独身時代です。
次に「晩婚化の進展」に関するデータです。
【平均婚姻年齢】
1975年 男26.9 女24.4
2015年 男30.6 女29.0
※夫妻とも初婚の場合に限る
(出典:厚労省「婚姻に関する統計」)
一昔前は、30歳を過ぎたら適齢期を逃したなんて言われていましたが、現代は、男女共に、30歳前後で結婚することが普通になってきています。
かく言う私も、32歳で結婚しました。
このように、現代の結婚について、未婚率の上昇や晩婚化の進展という2つの特徴がありますが、それが一概に悪い現象だということではありません。
その要因として、大学進学率の上昇、女性の社会進出促進、少子化の影響、また、この後取り上げますが、人生観や結婚観の変化など、あらゆる要因が考えられます。
ここで確認しておきたいことは、未婚率の上昇と晩婚化の進展は、単に人々から結婚願望がなくなったことを意味してはいないということです。
厚労省のデータによると、約85%の人は、結婚を望んでいるのです…!
(続く…)